2015年4月10日金曜日

MVNOで毎月の通信料を安くする-MVNOのススメ-

 MNPの記事で出てきたMVNOですが、弾として使えるだけではなく、そのまま利用しても十分価値あるものになっています。 このMVNOがとにかく安いということで、色々と調べてみました。

MVNOとは?

 MVNOとは、Mobile Virtual Network Operaterのことで、日本語だと仮想移動体通信事業者とも呼ばれています。 自社で基地局などの設備を持たず、NTTドコモなどのMNO(Mobile Network Operator)から設備を借りて通信事業を行っているキャリアです。

 最近はテレビCMや新聞広告もあるため、そこそこ有名になりつつあります。 格安スマホだとか格安SIMと呼ばれることの方が最近は多いかもしれないです。

MVNOはなぜ安いのか?

 MVNOがなぜ安いのかというと、それは自社で設備を持っていないところが大きいです。 通信キャリア(MNO)を始めようと思ったら、離島なども含めた全国に基地局(アンテナ)を設置したり、ショップを開いたりする必要があります。 しかし、MVNOは基地局などの設備はキャリアから借り、ショップの代わりにネット経由で販売することによって、初期投資やランニングコストを最小限に抑えることができます。

MNOの仕組み

 こう見るとMVNOは値段だけ安くクオリティはまったく変わらないような気がしますが、そんなことはありません。

 MVNOがMNOから設備を借りるときは、帯域ベースで借りています。 ここでいう帯域とは、データ通信のパイプのことで、10Mbpsあたり~円といった単位で借りています。

 この帯域が大きければ大きいほど、たくさんのデータを流すことができます。 つまり、ユーザーが快適に利用できるということです。

 裏を返せば、同じ帯域にどれだけ多くのユーザーを詰め込めるかが、MVNOの重要なところになっています。 帯域を増やさずにユーザーを増やせれば、原価が増えないので、利益だけが増えていきますよね。 しかしユーザーを増やしすぎると、一人あたりのクオリティは下がっていくわけです。

代表的なMVNO

 現在有名なMVNOでは、IIJ、OCN、biglobe、b-mobile、freebit、mineo、u-mobile、UQ mobileなどがあります。 どれも提供内容は同じようなものですが、mineoとUQ mobileはauのMVNO、それ以外はNTTドコモのMVNOです。

プラン

 プランは大抵の場合、速度制限なしで通信できる容量が数GB(ギガバイト)、使い切ったあとは200kbpsに制限されるといったものが多いです。

 例えば以下のようなプランがあります。

キャリア IIJ OCN b-mobile mineo DMM mobile
プラン名 ミニマムスタートプラン 110MB/日コース 高速定額 シングルタイプ/
デュアルタイプ
シングルコース
料金(データ専用) 900円 900円 1980円 980円 850円
料金(音声付) 1600円 1600円 2780円 1590円 1550円
高速通信容量 3GB 110MB/日 無制限 3GB 3GB
備考 5/1から

 実際のところもっと安いプランがあるのですが、最近は高速容量が3GBのプランが多くなっているので、類似のものを載せました。

 値段だけで見ると、一番最新のDMM mobileが安いですね。

 どんな使用方法かによって最適なプランは変わるのですが、特にヘビーユーザーでなければ、月に3GBの高速通信で事足りると思われます。IIJのプランでは、高速通信と200kbpsの通信を切り替えられるアプリが使用できますので、効率的に使えばもっと高速通信を有効活用できます。また、高速通信容量の繰越が可能なプランもあります。

 全てに共通ですが、データ通信(インターネット)のみ使用できるプランと通話もできるプランがあります。通話もできるプランの方が高いです。他にも通話はできないが、SMSは可能といったプランもあります。

利用法

 どうやってMVNOを利用するかというと、申し込みをするとSIMカードというチップが送られてきます。タイトル画像に写っているものです。どのケータイにも基本的に入っています。

 送られてきたSIMカードをスマートフォンに挿入します。その後、APN設定という通信の設定をし、使用可能になります。設定方法はホームページに掲載されていますし、電話で聞くこともできます。とても簡単な作業です。

 スマートフォンについては、セットのプランを各社提供しているので、そちらを利用しても良いですし、自分で用意することもできます。私は自分で用意する方をオススメします。自分の好きな端末を利用できますし、店によっては未使用品を安く販売しているところもあります。しかし、どの端末でも利用できるわけではないので、事前に各社のホームページで対応端末を確認したほうが良いです。

 以上紹介でした。

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2015年3月19日木曜日

ふるさと納税でお得

最近ブームのふるさと納税を説明したいと思います。
働かない方向に行きたいのに納税というのも変な感じですが、お得らしいので調べてみました。

ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、地方自治体への寄付のことです。
都道府県・市区町村に寄付すると、2,000円を超える部分について、一定額まで控除されます。

このような感じで書くとよくわからないので簡単に説明します。
つまり、地方自治体へ寄付すると、寄付した分が所得から控除されます、すると所得が減るので税金が減ります。
なので、実質的に払っている金額は同じになるという制度です(2,000円は絶対にかかりますが)。

これだけ見ると、まったく得なことはなさそうです。
このふるさと納税のポイントは、自治体によっては寄付金額によって色々なものが貰えるところにあります。

例えば、以下の様なところがあります。

長野県飯山市
悠久のふるさと飯山応援金
4万円納税 マウスコンピューター8型タブレットPC(現在受付停止中)

大阪府藤井寺市
藤井寺市ふるさとまちづくり応援寄附
1万円納税 米 ひのひかり 7分づき 10kg

鳥取県米子市
米子市ふるさと納税サイト
1万円納税 米子市民体験パック(地元企業協賛品詰め合わせ)+がいなええもん(地元企業タイアップ記念品)


具体的な流れとしては、寄付→確定申告→控除という流れです。

当たり前ですが、そもそも所得税と住民税を払っていないと控除するものがないので、得なことは一つもありません。
また、確定申告しないといけないのが結構面倒ですね。

今は自治体同士で競争が起こっているので、結構お得な案件が増えていますが、以下の記事のように突如廃止に追い込まれたりすることもあるようなので、良い案件には早めに乗っておきましょう。

加賀市ふるさと納税中止の真相--官僚にニラまれたDMM

詳しいサイトを載せておきますので、ご参照ください。

総務省|ふるさと納税など個人住民税の寄附金税制
CityDO!

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2015年3月17日火曜日

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(注意点)

あいかわらずMNP市場は活況のようです。








実は昨年の3月でMNPは一旦規制されたんですが、年度末ということもあり、上記のような状態になっています。
MNPするなら3月中がチャンスということですね。

上のMNP案件を見ていると、2台11万だとか3台13万といったものがありますが、複数台のMNPには注意点があります。

MNPの注意点

まず1つ目は、相手先のキャリアで一人あたりの契約数に制限がある場合があります。
例えば、一人あたり3回線までに規制されているとか、3ヶ月のスパンで3回線に制限されているとかですね。
こういった制限は家族の名義で契約したり、友達の名義とかを使えば回避できます(まったく関係ない人間を集めて組織的に行っている猛者もいるようです・・・)。

もう一つは、以前の記事で紹介しているMVNOからのMNP転入を制限している場合があります。
例えば、ドコモからMNP転入はキャッシュバックですが、MVNOからのMNP転入はキャッシュバックなしといったものがあります。
MNP自体は必ず受け入れなければならない決まりになっているのですが、キャッシュバックの部分に関しては店舗の裁量なので、なんとも言えないですね。
MVNOからの転入が規制されている場合、通常キャリアから転入しなければならないので、初期コストは増えますので注意が必要です。

また、どこかのキャリアでお金を払わなかったりしたらそれが未払者情報として共有され、他のキャリアで契約できなくなってしまうので注意です(払うのは当たり前ですが・・・)。
キャリアによっては取り立てが甘いので、他キャリアに転入しようとして初めて知らされるなんてこともあるようです。

とにかくこの3月中がMNPが一番盛り上がる時期なので、Twitterなど監視することをオススメします。


以前の投稿

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(その1)

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(MVNOその1)

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(MVNOその2)
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2015年3月1日日曜日

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(その2)

MNPの実際の手順について


MNPするには元の電話番号(通称弾)が必要です。

弾の用意方法には以下のようなものがあります。


・普通のキャリアで契約
・プリペイド携帯
・MVNO(格安SIM)

MVNOでMNP

ここでは、MVNO(格安SIM)を使って、弾を用意する方法を紹介します。

MVNO(格安SIM)は、通常のキャリアよりも安く携帯(端末は基本的になし)を提供しているキャリアです。

MVNOにはデータ通信専用の契約と音声通話付きの契約があるのですが、MNPは音声通話付きのものでないとできません。

MVNOの良い点としては、用意する際に直接店舗に出向く必要がなく、全てネット上だけで完結させることができます。

代表的なMVNOのプラン

現状のラインナップだと以下のようなものがあります。
※税率は8%の税込み計算

b-mobile SIM 高速定額 ライトプラン 音声付
SIMパッケージ:3,240円
月額料金:2,138円
解約金:8,640円
MNP手数料:3,240円
MNPまでの最低金額:17,258円
申込方法:直販,イオン,Amazon,ヨドバシカメラなど

OCN モバイル ONE
初期費用:3,240円
月額料金:1,728円
解約金:8,000円
MNP手数料:3,240円
MNPまでの最低金額:16,208円
申込方法:直販,Amazon,ヨドバシカメラなど

IIJ mio(みおふぉん,BIC SIM)
初期費用:3,240円
月額料金:1,728円
解約金:(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)。すぐ出たら10,800円
MNP手数料:3,240円
MNPまでの最低金額:19,008円
申込方法:直販,ビックカメラ(BIC SIM),Amazon,ヨドバシカメラなど

BIGLOBE LTE・3G
初期費用:3,240円
月額料金:1,728円
解約金:8,640円
MNP転出料:3,240円
MNPまでの最低金額:16,848円
申込方法:直販,イオン,Amazonなど

これらのSIMを使って弾を用意するのが、かなり便利だと思います。
どれもインターネット上で契約でき、SIMカードが送られてきます。
その後、MNP予約番号を発行しMNP転出するという流れになります。

MNP予約番号の発行

MVNOでMNP転出するにあたって注意しなければならない点の一つが、MNP予約番号の発行に時間がかかることです。

通常のキャリアだと電話・ホームページからその場で発行できますが、MVNOの場合数日かかります(もちろん早い時もあります)。

各MVNOのホームページを見てみると、

MNPについて|b-mobile
01. My b-mobileから、または03-6721-5034 (9:00〜20:00)にてMNP予約番号を申込ます。 MNP予約番号は「MNP予約番号発行のお知らせ」メールまたはMy b-mobileにてご確認いただけます。 ※発行までに4日前後かかる場合があります。
MNP(番号ポータビリティ)転入・転出のお手続き|OCN
MNP予約番号の発行 MNP予約番号の発行手続きは、お客さま専用サイト「OCNマイページ」もしくはカスタマーズフロントにて行ってください。 カスタマーズフロント フリーダイヤル:0120-506506 受付時間 10:00-19:00(土日祝日、年末年始は除きます) ※:転出先事業者によっては、本サービスからのMNP転出ができない場合があります。あらかじめ転出先事業者へご確認をお願いいたします。 ※:MNP予約番号の発行には、3営業日程度かかります。
MNP転出はできますか?|IIJ
はい、できます。MNP転出の際に必要なMNP予約番号の発行は、こちらから承っております。MNP転出の際はMNP転出手数料として電話番号1つあたり3,000円(税抜)が発生します。 ミニマムスタートプランとライトスタートプランは、MNP転出を確認次第、自動的に解約となります。また、ファミリーシェアプランは、MNP転出後に別の有効なSIMカードがある場合、継続してご利用いただけます。
MNP転出(BIGLOBEから他社へ)
「BIGLOBE LTE・3G」解約ページで、解約手続きに進みます。 「BIGLOBE LTE・3G」解約手続き 解約の手続きで、「MNP予約番号」の発行申し込みを行ってください。 申し込み後、2日程度で、MNP予約番号を連絡先メールアドレス、またはBIGLOBEメールアドレス宛にお知らせします。 ご契約予定の転出先の携帯電話事業者に「MNP予約番号」を伝え、申し込み手続きを行ってください。 ※ MNP予約番号の有効期間は予約日を含めて15日間です。有効期間を過ぎると予約番号は失効し、「BIGLOBE LTE・3G」の解約予約申し込みは自動的にキャンセルされますのでご注意ください。 ※ 有効期間中(予約日を含めて15日間)はMNP予約番号の再発行は行えません。

各MVNOのホームページを見てみると、上記のような結果になりました。

2日~4日というのが普通のようですが、調べてみるとIIJは当日または翌日には発行されるようです(いずれも夜の時間帯のよう)。とはいえ、どのMVNOも状況により、まちまちといったところです。

申し込みの方法は、どのMVNOもホームページか電話です。各MVNOの顧客用ページから申し込むだけなので、非常に楽ですね。

MNP予約番号の有効期限は発行日を含め15日で、番号はメールで送られてきます。またホームページでも確認可能です。

その場で発行されないという点から、良いMNP案件を確実に申し込むには、予め予約番号発行を申し込んでおく必要があるということですね。

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2015年2月27日金曜日

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(その1)

働かずに儲ける方法として、一時期話題になったMNP(モバイルナンバーポータビリティ)を備忘も兼ねて紹介します。


MNPとは

 モバイルナンバーポータビリティー(Mobile Number Portability)の略で、電話番号を変更せずに携帯電話のキャリアを変更できる制度のこと。

 より簡単にキャリアを乗り換えらるようにしたり、競争を促進するために導入されました。


MNPで儲けられる理由

 なぜMNPで儲けられるかというと、キャリアがMNPで加入する顧客に対してインセンティブ(報奨金)を出しているからなんです。

 現在キャリアが顧客を増やす手段としては、新規申し込みとMNPがあるわけですが、MNPの方を優遇するのは、新規申し込みと違って他キャリアの顧客を奪うことができるからです。

 つまり、自分の顧客を増やしライバル会社の顧客を同時に減らせるということで、新規申し込みに比べ、MNPで加入する顧客を優遇しているわけです。


どんなキャンペーンがあるのか

 実際にどんなキャンペーンがあるのか検索してみました。
 以下Twitterからの引用




 内容としては、MNPで指定キャリアに加入するとキャッシュバックが貰えるというものが多いです(振り込みか商品券が多い)。 といってもキャッシュバックで数万もらえたところで、それだけだと機種代も月額料金もかかるし(なんだかんだ月5,000円くらいはかかってますよね)、儲かる感じがしません。

 しかし、一括0円が加わると格段に儲かります。

一括0円とは

 一括0円とは簡単に言うと、端末(機種)をタダであげちゃうよということです。

 つまり、端末をタダで入手し、かつその端末を売ることによってさらに儲かるということです。


MNPの公式

CB+端末の売値 > 元キャリア料金+MNP転出料+解約金+事務手数料+月額料金+経費

 上記公式が成り立つ限り儲かるということです。


 ざっくり紹介できたので、具体的な手法に関しては、次の投稿ということで。



 こういった案件もあります

ソフトバンク携帯のりかえで現金30,000円キャッシュバック

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ソフトバンク携帯のりかえで最大50,000円キャッシュバック



続き

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(その2)

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で儲ける(注意点)
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ブログ開設

今日から全力で働かない方法を考えます。

今は働いていますが、最終的には働かないで細々と暮らしていきたいと思います。
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